ITスキル標準について

hirai | 2014年11月26日 | No Comments »

多様化しているIT関連の職業において、自分の能力がどの程度にあるのかは、気になるところでもあり、今後のレベル向上のためにも知っておきたいところです。
そういった、多種多様なIT関連の職業についている人たちのIT関連の能力を専門分野や職種ごとに明確化し、体系化したものをITスキル標準と言います。
経済産業省が日本でのIT産業の競争力強化を目指して2003年12月に定めたものです。

主な目的は、IT関連の能力を測るための物差しとして用い、個人のレベルアップや人材の育成を行なうことです。
今現在の個人のIT関連の能力を明確にしすることで、個人のスキルアップに役立てるほか、国家や企業レベルのITスキルの現状を把握し、人材育成、教育に役立てていくのが狙いです。

しかし、定められてからすでに何年も経過していますが、企業レベルでの、ITスキル標準の導入はうまくいっていないのが実情です。
ITスキル標準には、ITアーキネクト、プロジェクトマネジメント、ITスペシャリストなどといった11職種、38専門分野において、能力別に7段階にレベルを設定し、それぞれのレベルでどういったスキルが必要なのかを定めた「ITSSキャリアフレームワーク」というものが存在します。

このキャリアフレームワークは国家レベルでのIT関連能力にも通じているため、企業レベルで導入するとなると、かなりの格差が生じてきます。
ITスキル標準導入前までは第一線で活躍していたITエンジニアが、キャリアフレームワークに当てはめてみたらレベル3であったとします。

国家レベルで考えるともう少しスキルアップを図りたいところですが、企業レベルでレベル3というのは一人で何でもかなせるトップクラスのエンジニアということになります。
こういった格差も踏まえずに、人材育成のためではなく、人事評価の評定としてのものさしとして導入する企業が実に多いのです。

これではITエンジニアたちが反発するのも無理はありません。
ITスキル標準を上手に用いて、国家、企業レベルのIT産業を活性化したいものです。

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